私の心に響いた!日本で頑張ってる留学生が教えてくれた言葉

皆さんにお話しするのは、ある外国からの語学留学生と会話の最中にお聴きした言葉です。




私は以前、居酒屋の従業員として働いており、運営時は6~8名で切り盛りするぐらいの店舗で、店長として勤務しておりました 。
社員は私の他に1名、あとはバイト。
ある日、うちの従業員募集の貼り紙を見て応募にきました。




通常会話は何とか出来るレベルで、ヒアリングが少し悪かったかな。来日して1年未満でとのことだが、それにしては上達が早い印象でした。
正直迷いましたが、採用したわけです。
決定づけたのは日本語ではなく、
彼女の「笑顔」でした。

採用後、バイト連中にとけ込むのは早かった。
ホールにでるのも物怖じせず、積極的に接客をこなす姿。
たまにカタコトの日本語になるが、持ち前の笑顔で不得意さをはねのけ、逆にお客様を和ませる。
なんにしても懸命さが伝わってきた。
出来ることを精一杯やる証拠であったと思う。

数ヶ月して仕事にも慣れた頃、学校の授業が無い日(週1~2回)は、仕込みからバイトに来てもらうようにした。
当然、生き物の内蔵1頭分を品物にするまで処理することは、初めてのことであった。
家には調理器具もほとんどなく、包丁を握る事も無い生活環境で、内臓もグロテスクで触れない状態だったが、チャレンジしてみるみる捌き方をマスターして、出来ることが増えていった。

最初は、「内臓触るの絶対無理」的なスタンスから躍進し、
持ち前の明るさ・笑顔でのりきったのだ。
仕込みに入って、1ヶ月ぐらいの時だったか、作業しながら話す余裕も出てきた。

「もし、故郷の母に内臓を捌いてるって話しても絶対信じてもらえない」と彼女は言う。
母国では、お嬢様のような環境で育ったような話も聞けた。
日本に来て4~5ヶ月程は会話が出来ないから、学校以外は家に引きこもり、日本語はTVで覚えたこと、彼女なりの苦難が有ったことも聞けた。

仕事入りから終わりまで、スゴく笑顔がイイので、
自然と「笑顔がイイね」って言ったら、
彼女はニコニコしながらこう言いました。

えがおは一番の礼儀

小さい頃からお婆ちゃんに、こう言われて育ったそうです。
今でも心にとどめて、どんなに疲れていても笑顔を絶やさずにがんばれるそうです。

日本で言う、彼女の「座右の銘」と言えよう。


今より3年ほど前。
彼女に、その話を聞いたその日から、
私も「いつもニコニコ笑顔でいよう」と
心にとどめています。
この言葉を教えてくれてありがとう!



笑顔」を、
さいこうのステータスにしては如何でしょうか。



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